シネマスクープ

『ニンフォマニアック Vol.2』

鬼才ラース・フォン・トリアーが女性の“セクシュアリティ”に挑む、映画史上最もセンセーショナルな問題作

過激かつセンセーショナル

『奇跡の海』でカンヌ国際映画祭グランプリ、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』でパルムドールを獲得したデンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー。『ドッグヴィル』『アンチクライスト』『メランコリア』など数々の衝撃作を発表してきた彼が、女性のセクシュアリティをテーマに、強い性的欲求を抱えた女性の半生を2部作全8章で構成する衝撃作。自らをニンフォマニアック（色情狂）と認める一人の女性ジョー（シャルロット・ゲンズブール）の半生を綴っていく。

世界中の演技派スターが集結

主人公の女性ジョー役には監督のミューズ、シャルロット・ゲンズブール。快楽を求めて不特定多数の男性とセックスにふける満たされない女性を体当たりで演じている。ジョーの相手役ジェロームを演じるシャイア・ラブーフも過激なセックスシーンを披露。そのほか、ユマ・サーマン、ウィレム・デフォー、クリスチャン・スレイター、ジェイミー・ベル、ジャン＝マルク・バール、ステラン・スカルスガルドなど、そうそうたる役者たちが体当たりの演技で新境地を開拓。

STORY

凍えるような冬の夕暮れ、年配の独身男セリグマン（ステラン・スカルスガルド）は、裏通りで怪我を負って倒れている女性ジョー（シャルロット・ゲンズブール）を見つけた。彼は自分のアパートでジョーを介抱し、回復した彼女に尋ねた。「いったい何があったんだ？」するとジョーは自身の生い立ちについて赤裸々に語り始めた。それは、幼い頃から“性”に強い関心を抱き、数えきれないほどのセックスを経験してきた女性の驚くべき数奇な物語だった…。

DATA

監督・脚本●ラース・フォン・トリアー

出演●シャルロット・ゲンズブール、ステラン・スカルスガルド、ステイシー・マーティン、シャイア・ラブーフ、クリスチャン・スレイター、ジェイミー・ベル、ユマ・サーマン、ウィレム・デフォー…ほか