シネマスクープ
シネマスクープ
『泣く男』
『アジョシ』の監督が描く
新たなるカタルシス
観る者の胸を撃ち抜く衝撃アクション・ノワール
日本でも熱狂的なファンの多い『アジョシ』から4年、韓国アクション映画の新境地を切り開いたイ・ジョンボム監督が、またもやダイナミックにこのジャンルの新たな地平を切り拓く最新作『泣く男』を誕生させた。『アジョシ』では、心を通わせた少女を救出するために迷うことなく全てをかけて戦う元特殊工作員が主人公であったが、本作では罪を背負いながら、心の揺れを隠して任務に身を投じる孤独な殺し屋が描き出される。徹底的にリアリティを追求したアクションと、人間の内面を深くえぐるドラマが一体となり、より苛烈でエモーショナルな物語に衝撃を受けるはずだ。
目を見張るアクションシーン!!
“哀しき宿命”を背負った新たなる主人公ゴンを演じるのは、強烈な男性美と圧倒的な演技力を兼ね備えるチャン・ドンゴン。殺し屋として捨てたはずの“情”を呼び覚まされ、逃れられない罪の意識やトラウマにあえぐ男を熱演。また、プロの殺し屋のアクションを身につけるためアメリカの特殊部隊の訓練に5ヶ月間も参加し、切れ味鋭いアクションを体得。迫力満点の銃撃戦、スピード感あふれるナイフアクション、捨て身の格闘シーンなど見所満載だ。ハリウッド・アクション大作にも匹敵する濃密なバトル・シークエンスが堪能できる。
STORY
アメリカのナイトクラブでの任務遂行中、誤って幼い少女ユミを巻き添えにしてしまったゴンは、やるせない罪悪感に囚われ、生きる気力さえも失っていく。そんなゴンが雇い主である犯罪組織と訣別するため、最後の仕事として請け負ったのは、ユミの母親モギョンを葬るという非情なミッション。しかし祖国の韓国に舞い戻り、最愛の娘を亡くしたモギョンの苦悩に触れたことで、封印していた忌まわしい記憶が脳裏に甦ったゴンは、ある痛切な決意を胸に秘めて組織との死闘に身を投じていくのだった……。
DATA
監督●イ・ジョンボム
出演●チャン・ドンゴン、キム・ミニ、ブライアン・ティー、キム・ジュンソン、キム・ヒウォン、カン・ジウ…ほか
10月18日(土)より
109シネマズ名古屋、ミッドランドシネマ名古屋空港ほか
【衝撃】ROADSHOW
▲『泣く男』上映館は…【名古屋109シネマズ名古屋【愛知】ユナイテッド・シネマ豊橋18、ミッドランドシネマ名古屋空港【三重】109シネマズ四日市
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2014年9月29日月曜日
シネマスクープ 10月公開のオススメ映画
●上映時間:1時間56分 ●配給: CJ Entertainment Japan