シネマスクープ
シネマスクープ
『おかあさんの木』
40年前から教科書で愛される、
国民的児童文学が感涙の映画化。
感涙映画の決定版
原作は児童文学者、大川悦生(98年没)著「おかあさんの木」。昭和12年(37年)日中戦争から始まる太平洋戦争のために7人の息子が次々と兵隊にとられ、そのたびにキリの木を植えて、息子たちの無事を祈るおかあさんの姿が心を打つ作品だ。映画化された本作では、舞台を大川氏の生まれ故郷である長野県の田舎村に設定し、おかあさんとおとうさんの出会いから物語を始める。主人公・ミツを演じるのは鈴木京香。「いつか、“日本のおかあさん”然とした母親役を演じてみたいと思っていた」と、25年余りの女優人生の中で節目の役に挑んでいます。さらに、ミツの次男・二郎役に三浦貴大、亡き夫の同僚役に田辺誠一、その娘・サユリ役に志田未来、物語の語り部となる現代パートのサユリ役に奈良岡朋子、と演技派の豪華キャストが集結した。監督は『がんばっていきまっしょい』『解夏』など丁寧な心理描写に定評のある磯村一路。
STORY
現代。土地の整備事業が進むのどかな田園地帯に、凛と佇む7本の古い古い桐の木。伐採の許可をとるべく、役所の職員2人が向かったのは美しい老人ホーム。彼らを待っていた1人の老女・サユリは、時折朦朧とする意識の中、静かに力強くつぶやく。「あの木を切ってはならん…。あれは…おかあさんの木じゃ…」そして彼女は、ある悲しい物語を語り始めた…。
DATA
●監督・脚本/磯村一路
●原作:大川悦生「おかあさんの木」(ポプラ社刊)
●出演/鈴木京香、志田未来、三浦貴大、田辺誠一、奈良岡朋子…ほか
6月6日(土)より
ピカデリーほか
ROADSHOW
(C)2015「おかあさんの木」製作委員会
2015年6月1日月曜日
シネマスクープ 2015年6月公開のオススメ映画
●上映時間:1時間54分 ●配給: 東映