●上映時間：1時間35分 ●配給：日活　　　PG12

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本作は、世界が固唾をのんだ衝撃作『パラダイス・ナウ』（07年日本公開）のハニ・アブ・アサド監督最新作。『パラダイス・ナウ』は、自爆テロを目論むパレスチナ人青年2人の40時間を描き、その衝撃的な内容が、パレスチナ映画として初めてアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ、米ゴールデン・グローブ賞最優秀外国語映画賞、及びベルリン国際映画祭・観客賞ほか3部門受賞に輝いた。世界が注目する俊英が、本作で本格派サスペンス・アクションに挑戦した。

主人公クーリエを演じるのは、『ウォッチメン』（09）のコメディアン役で強烈な印象を残した、 ハリウッドの注目株ジェフリー・ディーン・モーガン。死闘を繰り返すタフガイながら、愁いを秘めた眼差しがセクシーなクーリエを、リアリティのあるアクションと、あふれるカリスマ性で魅せきっている。  一方、クーリエと行動を共にするうちに惹かれ合う中国系女性アナを、アジアからハリウッドに進出した実力派女優ジョシー・ホーが好演。

『レスラー』（08）で米ゴールデン・グローブ賞ほか数々の主演男優賞をものにしたミッキー・ロークが、特別なメイクでカメオ出演。映画にミステリアスな趣を加味し、出番は少ないながら圧倒的存在感を見せつける。