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    ●上映時間：1時間55分 ●配給:20世紀フォックス映画

かつてスティーヴン・スピルバーグが手がけるはずだったこのプロジェクトを、自ら熱烈に志願してたぐり寄せたのは、『ナイト ミュージアム』シリーズなどで絶大な人気を誇る才人、ベン・スティラー。抜群のユーモア・センスと親近感あふれる魅力で名高いスター俳優が、ある日突然、とてつもない災難に見舞われてしまうウォルターの心の移ろいを人間味豊かに表現していく。さらに監督も兼任したスティラーは、極度の空想癖を持つウォルターの“頭の中”で炸裂する奇想天外な出来事のビジュアル化に挑戦。現実とファンタジーの垣根を取り払い、予測不可能なタイミングでヒロイックなアクションやアドベンチャーを織り交ぜた斬新なハイパーリアル演出が、極上のサプライズとワクワクするような興奮をもたらしてくれる。

ウォルターの旅を彩るダイナミックなロケーションも、本作の大きな見どころのひとつ。空想の世界を抜け出し、大自然の真っただ中に身を投じたウォルターが、極寒の海に飛び込み、荒々しい大地を駆け、過酷な山を越えていく光景は、そのひとつひとつが息をのむほどの驚きと美しさに満ちあふれている。まさしくウォルターの人生が変わり、きらきらと輝き始める“瞬間”を共有した観客の胸は、愛おしい幸福感でいっぱいになるに違いない。

ウォルターを壮大な旅に誘う孤高のカメラマン、ショーン・オコンネルに扮するのは、『ミスティック・リバー』『ミルク』で二度のアカデミー主演男優賞に輝く名優ショーン・ペン。『ブライズメイズ　史上最悪のウェディングプラン』を全米大ヒットさせた人気女優クリステン・ウィグが、ウォルターが空想の中でしか愛せないヒロイン、シェリルをチャーミングに好演。『アパートの鍵貸します』『愛と追憶の日々』の伝説的な大女優シャーリー・マクレーンが、ウォルターの母親を味わい深く演じているのも見逃せない。

「日本語吹替版　

主人公ウォルター・ミティ役」

岡村隆史さん〈ナインティナイン〉、初の吹き替えに挑戦！